テレビはいよいよ老人メディアになる?中年もウンザリか

2017年11月22日
[最終更新日]2017年12月07日

若者のテレビ離れ」という言葉を聞くにようになってから久しいですが、2017年の11月には、かつて一世を風靡した人気番組、「とんねるずのみなさんのおかげでした」と「めちゃ²イケてるッ!」の打ち切りが発表され、話題を呼びました。

とんねるずとめちゃイケといえば、90年代の日本のバラエティ番組の象徴ともいえるもので、全盛期には平均視聴率20%を記録するほどの超人気番組でした。

今の30〜40代にあたる中年たちのほとんどが、当時はとんねるずやめちゃイケに夢中になっていたのではないでしょうか。

そして、今回のこの2番組の終了から読み取れることは、テレビから離れているのは若者だけではないということです。

テレビを見て育ち、テレビが大好きだったはずの、1970〜80年代生まれの中年たちが、遂にテレビにウンザリし始めているのです。

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中年たちもテレビにウンザリしている?

子どもの時からインターネットに囲まれて育った今の10〜20代と違って、今の30〜40代の人たちはテレビに囲まれて育ったテレビ大好き世代です。

彼らの青春時代や若い時代というのは、まさにテレビとともにあったので、生活におけるテレビの存在というのが、他の世代よりも大きいと思います。

そして、とんねるずやめちゃイケといった、刺激的でおもしろい番組も、いわば彼らが育ててきたものなのです。

そんな今の中年たちがおもしろいテレビを支持して作ってきたものの、昨今はBPOクレーム対応に追われるスポンサーたちの目も厳しくなり、テレビで無茶をすることができなくなってしまいました

中年たちはテレビ番組に対して、刺激的で腹の底から笑えるものを求めているのに、当の制作側はすっかり大人しく縮こまってしまって、全然刺激的ではない、平凡な番組しか作れなくなってしまったのです。

こうして、遂に中年たちも「最近のテレビはつまらないから見ない」とウンザリしてしまったのです。

これが、初めからネット大好きな10〜20代とは決定的に違う点です。中年たちはネットよりテレビが大好きだけど、番組がつまらないから見なくなってきているのです。

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イッテQがテレビにとって最後の砦?

そんなテレビがつまらなくなった現代では、平均的に高視聴率を取っているのは「朝ドラ」と「イッテQ」くらいしかありません。

朝ドラのメイン視聴者は60代以上と言われていて、いわゆる高齢者のための番組です。定年退職した高齢者たちにとって、朝ドラを見ることは日課の1つのようです。

対して、イッテQの方は10〜40代と幅広い年齢層から支持されており、まさに現代のテレビのバラエティ番組にとっては、最後の砦なのです。

イッテQは、ネット大好きな10〜20代たちが唯一食いつくテレビ番組ですし、予算と時間をかけた海外ロケを毎回行うため、刺激的な番組を求めている中年たちも納得させる質の高いバラエティです。

まさに、イッテQは日本のバラエティ界にとって最後の生き残りであり、イッテQが終わるときは、テレビが終わるときと言っても過言ではないのかもしれません。

そんなイッテQにも、最近は揚げ足をとるようなクレーム記事も増え始めていて(参考: 『イッテQ』ロッチ中岡創一の闘牛企画に批判殺到 「子供が泣いた」の声も)、遂にイッテQさえもつまらなくなってしまう可能性が出てきています。

もしもイッテQが終わってしまったら、10〜40代はテレビから去ってしまい、今後は朝ドラ層の老人高齢者に媚びた、「長生きするための秘訣」や「田舎でセカンドライフを満喫しよう」といった番組ばかりになってしまう可能性が高いです。

テレビはいよいよ、老人メディアになろうとしているのかもしれませんね。

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最後に

いかがでしたでしたでしょうか。今回は、「テレビはいよいよ老人メディアになるのか」についてご紹介しました。

テレビ番組に限らずに、どんなコンテンツでも万人ウケするものは存在しません

ある人にとっては最高におもしろくても、ある人にとっては不快なコンテンツであることはよくあります。

そうやって、BPOやスポンサー宛のクレームを受け入れて、誰からも不快に思われないコンテンツを目指した結果、すっかり視聴数が減ってしまったのが今のテレビです。

そう考えると、テレビの関係者の人たちが気の毒に思えてきますが、これも時代の流れなのかもしれません。

これからはインターネットで、テレビに代わるおもしろいコンテンツが登場することに期待しましょう。

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