PremiereでGPUエンコードを可能にするプラグイン「Daniel2」がドリキンさんの動画で話題

2017年11月2日
[最終更新日]2017年11月02日

映像編集ソフトといえば、アドビの「Premiere (プレミア)」が有名どころです。

ところが、このプレミアはGPUによる動画のエンコードを標準でサポートしておらず、エンコード時間を短縮させるためにはXeonなどのハイエンドなCPUを必要としてきました。

そんなプレミアをGPUエンコードに対応させるプラグインが、ユーチューバーのドリキンさんの動画で紹介されていました。

その名も「Daniel2 (ダニエル2)」です。このダニエル2を使えば、なんと4K動画が実時間の最大約0.9倍の時間(10分の動画なら約9分)で書き出せるそうです。

しかもこの「ダニエル2」は無償で配布されているという太っ腹ぶりです。今回はそんな「Daniel2 (ダニエル2)」について見ていきましょう。

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Daniel2で爆速GPUエンコードが可能に?


実際にドリキンさんの検証動画によると、「Daniel2 (ダニエル2)」のプラグインを使ったエンコードは、4K動画が、実時間の約0.9倍、HD動画であれば約0.6倍の時間で書き出すことに成功したとのことです。

H.264やHEVC (H.265)などの圧縮コーデックは、高度な処理を必要とするため、ハイスペックのCPUを搭載していても、少なくとも実時間の1.3倍〜2倍程度の時間(10分の動画なら13〜20分程度)かかるのが普通でした。

ところが、このダニエル2を使えば、従来よりも爆速なエンコードが可能になるようです。

さらに、従来のGPUエンコードでは画質が低下することが問題視されていましたが、このダニエル2ではうまくチューニングされているためか、CPUエンコードのものと大差がないクオリティで書き出すことができています。

このように、ダニエル2はプレミアを使って動画編集をしている人にとっては必須のプラグインと言えそうです。

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Daniel2の動作環境

では次に、「Daniel2 (ダニエル2)」の動作環境を見ていきましょう。

「Daniel2」という名前自体はCinegy社の中間コーデックを指すもので、ダニエル2プラグインの中に現在主流の動画コーデックである「H.264」と「HEVC (H.265)」のエンコードに対応したCinegy H.264と、Cinegy HEVCというものが含まれています。

動作環境は以下の通りです。

  • Adobe Premiere CC 2018以降
  • OS: Windows 10 64bit
  • 16GB以上のRAM (8K書き出し)
  • Pascalシリーズ、またはNVIDIAのGPU

このように、Macでは使えないなど、動作環境が限定されることがデメリットですが、逆にWindowsでプレミアを使っていて、NVIDIAのGPUを搭載しているマシンをお使いの人であれば、今すぐ試してみる価値があります。

また、Daniel2はまだまだ開発途上のプラグインのようなので、定期的にバージョンをチェックして、アップデートすることを推奨しているようです。

今後のアップデートによっては、Macや他の条件でも動作するようになるかもしれませんね。

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最後に

いかがでしたでしょうか。今回は、「Adobe PremiereでGPUエンコードを可能にするDaniel2プラグイン」についてご紹介しました。

これまで、「動画編集は楽しいけど、書き出しに時間がかかるのが億劫だった」という人や、「4Kには興味があるけど、書き出しが更に遅くなるからHDで十分」と考えていた人も、ぜひダニエル2を導入して、どれくらい書き出しが早くなるのか試してみて欲しいところです。

近年はNVIDIAなどのGPUがとても進化していましたが、それを活かせる環境がなかなか整っていませんでした。今後は、ダニエル2のようなGPUのパワーを活かせるソフトウェアが増えてくるかもしれませんね。

皆さんも、ダニエル2を使って快適なエンコードを試してみてはいかがでしょうか。

YouTubeチャンネル: ドリキンさん (Koh Aoki)

ウェブサイト: Daniel2

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