ノルウェーはEV(電気自動車)大国?その3つの理由とは

2017年11月26日
[最終更新日]2017年11月26日

最近は「EV(電気自動車)」という言葉をよく耳にするようになりました。

フランスやイギリスでは、2040年までにガソリン車の販売を停止すると発表したことからも、最近EVは注目を集めているようです。

しかしながら、現在の日本におけるEVとPHV(PHEV)の普及率はわずか0.6%で、アメリカでさえも0.9%と、なかなか普及が進んでいないのが現状です。

そんな中、EVとPHV(PHEV)の普及率がなんと3割近くに到達している国があります、それがノルウェーです(参考: Norway is already abandoning its plan for a “Tesla tax” on electric cars)。

なぜ、ノルウェーはここまでのEV大国になれたのでしょうか。今回はその3つの理由を見ていきましょう。

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ノルウェーがEV大国な理由1. 国民の環境意識が高い?

1つ目のノルウェーがEV大国な理由は、「国民の環境意識が高い?」です。

ノルウェーは世界的にも珍しい、クリーンエネルギーの導入に成功した国です。ノルウェーは現在、国の電力供給の95%を水力発電でまかなっています。

もちろん、それを可能にしたのは、ソグネフィヨルドに代表される巨大渓谷などによって、地理的に恵まれているためです。加えて、人口が527万人しかいないため、クリーンエネルギーだけでも国全体に電力供給することが可能なのです(参考: ノルウェーが電気自動車で快挙、シェア4割へ )。

このように、世界的にも稀なクリーンエネルギーに恵まれた国であるため、ノルウェーの国民も自然と艦橋意識が高くなっているようです。

実際に、ノルウェー人の3分の2が環境に対して熱心であるというデータもあります(参考:電気自動車の天国ノルウェー、しかし再度購入を検討する国民は約半分のみ EVの不安要素とは?)

国の発電網がクリーンなので、自動車もなるべく環境にクリーンなプラグインハイブリッドや、EVを選択しようという風潮が生まれているのかもしれませんね。

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ノルウェーがEV大国な理由2. 元から充電設備が整っていた?

2つ目のノルウェーがEV大国な理由は、「元から充電設備が整っていた?」です。

ノルウェーは北欧の寒冷地域ということもあって、元からノルウェーの各家庭の車庫にはガソリンエンジンを温めるためのコンセントが設置されているそうです(参考: 「新車の4割」EV大国ノルウェーの裏事情)。

そのため、EVを新規購入した後も、充電器を設置する必要がないのです。

また、家庭に限定されずに、駐車場や公共の場所にも同じように車用のコンセントが設置されているので、EVを利用するための参入障壁が他の国に比べて低かったと言えそうです。

このように、ノルウェーは寒冷地域を逆手にとって、EVの普及に成功した国だったのです。

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ノルウェーがEV大国な理由3. 補助金政策

3つ目のノルウェーがEV大国な理由は、「補助金政策」です。

ノルウェーでEVやPHV(PHEV)を利用している人は、さまざまな補助金減税といった恩恵を受けることができます。

例えば、ノルウェー本土とフィンノイ島を結ぶトンネルの利用料金、年間約6,000(約66万円)ドルが無料になることや、数千ドル(約数十万円)の税金が現在されたり、他にも道路料金や駐車場の料金が免除されるなどの特典があるようです(参考: アングル:電気自動車「天国」に続く補助金の道)。

このように、ノルウェーに住む人であれば、EVやPHV(PHEV)を買わないと損をするレベルの補助金政策があるようです。

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最後に

いかがでしたでしょうか。今回は、「ノルウェーがEV大国になれた3つの理由」についてご紹介しました。

このように、ノルウェーは地理的に特殊な国ということもあるので、ノルウェーのやり方をそのまま日本などに導入することは難しいかもしれません。

また、政府による大胆な補助金政策というのも、今の日本にはなかなか導入が難しいところだと思います。

しかしながら、量産化によって年々ソーラーパネルやリチウムイオン電池の生産コストが下がってきているというポジティブな面もあるので、今後数十年をかけて日本でもノルウェーのようにクリーンエネルギーとEVの導入が進んでいく可能性はあります。

火力・原子力発電から再生可能エネルギーにガソリン車からEVに、への移行というのは、とても難しく21世紀最大の課題になると思います。

まずはノルウェーの成功例を見て、日本と世界の将来を考えていきましょう。

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