「Tyffon (ティフォン)」がすごい!MRとホラーの相性は抜群?

2017年7月5日
[最終更新日]2017年08月03日

2016年には「ポケモンGO」や「PS VR」が大流行になり、17年もアップルが新たに「ARKit」を発表するなど、最近は「AR/VR/MR」の分野が世界的にとても注目を集めています。そんな中、TechCrunchに掲載されていた「Tyffon (ティフォン)」という日本の会社がおもしろい取り組みをしているそうなので、ご紹介します(参考: 2人で手を握りあって入れる「MRお化け屋敷」が夏にデビュー、ディズニーも認めた日本のTyffonが1億円調達)。ティフォンが手がけるのは、MRを使ったホラーアトラクションです。

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Tyffonとは?


Tyffon Inc. (ティフォン株式会社)」とは、2011年創業の日本の会社です。2012年にカメラアプリの「ゾンブース」で人気を博し、一躍有名になります。このゾンブースは、まさに最近流行りのスナチャやスノーのようなカメラフィルターアプリの先駆けのような存在でした。2014年には、ディズニーアクセラレータに選ばれ、「Show Your Disney Side」というディズニーキャラクターに変身できるカメラアプリをリリースします(日本未配信)。そして現在、ティフォンが新たに開発したのが、「マジックリアリティ」と呼ばれるシステムです。マジックリアリティを使えば、プレーヤーは非日常の世界に体ごと入り込むことが可能とされています。そしてこの技術でつくられたホラーアトラクションが「MAGIC-REALITY : CORRIDOR (マジック-リアリティ コリドー)」です(参考:Tyffon Inc,)。

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MAGIC-REALITY : CORRIDORがすごい

ティフォンが新しく開発した「MAGIC-REALITY : CORRIDOR (マジック-リアリティ コリドー)」は、現実世界とバーチャルの世界をミックスしたホラーアトラクションです。ポイントなのは、ARでもVRでもなく、「MR (ミックスト・リアリティ)」であるという点です。そのシステムは、HTCのViveを使って、カメラで読み取ったグリーンスクリーンの室内に3DCGを施し、再度VRに映し出すことで、あたかも仮想空間の中に入り込んだような演出を可能にしているそうです。そのため、自分の体は自分のものなのに、周りの景色は架空のものという新体験が可能になります。トレーラーを見て分かるように、あたかもバイオハザードのようなホラーの世界観に、プレーヤー自身が入ることが可能になるようです。実際はグリーンスクリーンで覆われた部屋を歩いているだけでも、プレーヤーの目には屋敷の室内が映し出され、目の前にモンスターが出現するのです(参考: TechCrunch)。

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MRとホラーの相性は抜群?


このように、「MR」と「ホラー」の相性は抜群なのかもしれません。これまでのおばけ屋敷やホラーアトラクションに登場するゾンビやモンスターというのは、所詮は人間が扮しているものや、模型を使ったものでした。しかし、MRのシステムであれば、どんな不気味なゾンビやモンスターでも作り出して、プレーヤーの目の前に登場させることができてしまいますし、現実ではあり得ない動きをさせることも可能です。さらに、従来のように実際に屋敷の内観などの美術を作るとなると、莫大なコストがかかってしまいますが、MRであれば全てCGで再現できてしまいます。物理的には、グリーンスクリーンで覆われた部屋を用意するだけでいいのです。かつてCGの登場で映画のあり方がガラリと変わったように、MRでホラーアトラクションのあり方はガラリと変わってしまうことになりそうです。まさにアトラクション2.0の時代が新たに始まろうとしているのかもしれませんね。

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最後に

いかがでしたでしょうか。今回は「Tyffon(ティフォン)のMR」についてご紹介しました。もちろん、このような「MR」の技術はお化け屋敷(ホラー)以外にも応用可能だと思われます。現実ではあり得ないファンタジーの世界を作り出すことや、近未来SFの世界観を作り出すこともできそうです。そして、誰もが一度は夢に見たであろう「ジュラシック・パーク」をMRで実現することもできるかもしれません。おそらくこの技術は、すぐにディズニーランドやユニバーサルスタジオなどのテーマパークで導入されそうです(既にディズニーはティフォンに投資している!)。現状はラップトップPCを背中に背負う必要があるそうですが、いずれは技術革新で改善されていくと思われます。MRには映画のVFXのように、これまでのあり方を全てを変えてしまうポテンシャルがあります。ティフォンのこれからの展開がとても楽しみですね。

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