「TVer」がApple TVやFire TVに対応する可能性はあるのか

2017年5月17日

2015年10月にデビューした民法公式テレビポータルアプリの「TVer (ティーバー)」ですが、16年末には500万ダウンロードを突破するなどの成功を収めています。ティーバーがヒットした理由は、好きな時間に好きな番組を見られるという現代人の嗜好にマッチしたからではないでしょうか。そんなティーバーは現在、スマートフォン、タブレット、PCに対応していますが、最近流行りの「Apple TV」や「Fire TV Stick」などのメディアストリーミング端末には対応していません。そこで、ティーバーがストリーミング端末に対応すれば、より便利になって視聴するユーザーが増えるのではないでしょうか。

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「TVer」がストリーミング端末に対応すればよりチャンスに!?


最近はティーバーと同様に、アベマTVやネットフリックスなどの、ネットで見られる動画配信サービスが人気を集めています。これらの流行に比例して、Apple TVやFire TV Stickなどの、テレビでネット動画を見られる「メディアストリーミング端末」も徐々に売り上げを伸ばしているのです。そこで「ティーバー」もストリーミング端末に対応すれば、「テレビ番組」を視聴するユーザーをより増やすことができるのではないでしょうか。最近はテレビ離れが叫ばれていますが、「テレビ放送は見ないけど、ティーバーなら見るかも」、「おもしろい番組があるなら見たい」という人も多いはずです。このように、ティーバーがApple TVやFire TV Stickに対応することで、ストリーミング端末で見る「コンテンツ」として、再びテレビ番組が脚光を浴びるチャンスがあるのです。

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対応の可能性は低い?

では実際に「ティーバー」がApple TVやFire TV Stickに対応するかどうかですが、対応の可能性はあまり高いとは言えないかもしれません。その理由は、インターネットでしか見ることのできない「アベマTV」などとは違って、「ティーバー」は地デジの番組をインターネットで見られるようにするために作られたもので、もともと地デジ放送を視聴できるテレビに対応する必要がないという考え方があるからです。つまり、「ストリーミング端末で見なくても、ふつうにテレビで見れるじゃん?」ということなのです。ティーバーのように好きな時間帯に見たいなら、「ふつうに録画して見ればいいじゃん?」ということなのでしょうか。ティーバーはあくまでも地デジの「補助」であり、見逃し用の用途なのです。すなわちテレビ局にはいまだに、ネット配信より地上波の放送を優先する「地デジファースト」の考え方が根強く残っている可能性があるのです。

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最後に

テレビ局の収入源はCMを放送するための「広告枠」です。ティーバーにも広告は付いていますが、テレビ放送の広告枠に比べれば段違いに安いものだと予想されます。そのため、「ネット配信よりも地上波の放送を優先したい」という考え方にも納得がいきます。しかしながら、若い年齢層の人たちはこのようなテレビのあり方を「時代遅れ」と感じ、今後テレビ放送からは徐々に離れていくと思います。テレビ局としては、自分たちが築いてきた収益モデルにしがみつきたいという考え方があるのかもしれませんが、早くネット配信を優先するように切り替えないと、テレビ局そのものが破綻することにもなりかねませんね。

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