「Android in the Car (アンドロイド・イン・ザ・カー)」がすごい!

2017年5月19日

グーグルは「Google I/O 2017」にて、新たに「Android in the Car (アンドロイド・イン・ザ・カー)」を発表しました(参考: Tech Crunch)。この「イン・ザ・カー」は、車をコントロールするソフトウェアのことで、すでに自動車メーカーのボルボ、アウディと提携し、新車種に標準搭載されることが決まっています。この「アンドロイド・イン・ザ・カー」は一体何を変えるのでしょうか。

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Android in the Carとは


「Android in the Car (アンドロイド・イン・ザ・カー)」とは、グーグルが開発する車向けのソフトウェアです。これは、2014年に登場したAndroid Auto(アンドロイド・オート)をさらに拡張したもののようです。従来の「オート」でできることは、せいぜいマップの検索や音楽の再生くらいでしたが、この新しい「イン・ザ・カー」では、車の空調管理やウィンドウの開閉といった、車をコントロールする機能に対応しています。しかも「グーグルアシスタント」を使って音声でコントロールできるようです。ソフトウェアで車を管理するのは、すでにテスラ車で実現していましたが、これからはグーグルと提携したあらゆる自動車メーカーが、このような車をリリースするのでしょうか。

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Waymoとは違う?


グーグル(アルファベット)の車向けソフトウェアといえば、すでにホンダなどと「Waymo (ウェイモ)」というもので提携しています。しかしながら、今回発表された「アンドロイド・イン・ザ・カー」と「ウェイモ」は全く別物のようです。ウェイモは主に運転機能に特化されたもので、自動運転技術のためのシステムです。対するイン・ザ・カーは、車両の空調や窓、ルーフなどのハードウェアをコントロールしたり、マップなどのアプリを動かすためのシステムで、運転機能には一切関与しないようです。将来的には、ウェイモとイン・ザ・カーの両方を搭載した、「グーグル・カー」なるものが誕生するのでしょうか。

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車のコンピュータ化が始まる?

「アンドロイド・イン・ザ・カー」は、OSで車をコントロールします。これは、いわば走るコンピュータであるとも言えます。これからの時代は、「コネクテッドカー」と呼ばれるように、IT企業の技術と自動車産業の融合が進むのでしょうか。かつてスマートフォンの登場によって、携帯電話が小型コンピュータに進化したように、今度は車のコンピュータ化が進むのかもしれません。そしてグーグルは、スマートフォンと同様に、あらゆる自動車に自社のOSを搭載させることを目指すのでしょうか。

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最後に

今回の「アンドロイド・イン・ザ・カー」や「ウェイモ」を通して、グーグルは自動車産業を手中に収めようとしているのかもしれません。ボルボやアウディに限らずに、今後あらゆる自動車メーカーの車にグーグルのソフトウェアを標準搭載することで、車向けアプリの市場を制圧し、また自動車の走行データ等を収集することを狙っているのかもしれません。そうやって集めたデータをもとに、新たな収益源をつくるのでしょうか。グーグルはこれからも私たちの生活を大きく変えていくことは間違いなさそうです。

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