これからのウェブは個人メディアからミドルメディアの時代になる?

2017年4月19日
[最終更新日]2017年04月19日

スマホの登場とともに一気に普及したのが「SNS」でした。今や誰もが好きなことをネットに共有できるメディアを所有する時代になったのです。とりわけ、このSNSには強力な拡散力があります。フォロワー数が多いユーザーがひと言つぶやくだけで、アクセス数が一気に伸びることもあるのです。このため、「ぜひシェアしてください」というのが現代におけるウェブのスタンダードになりましたが、これからはどうなっていくのでしょうか。

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最近はユーザーのシェア離れ?

SNSで「シェア」をするのは2010年代前半に大ブームになりました。あの頃は何でもかんでもシェアシェアと言っていた気がします。ところが、最近流行りのインスタグラムには、URLを共有する機能がありません。投稿写真の概要欄にリンクを貼っても、意図的にただの文字列として扱われるようになっているのです。そしてシェアのパイオニアであったフェイスブックやツイッターなどのSNSは最近は飽きられつつあります。前者が流行り、後者が廃れつつある背景には、ユーザーがシェアに疲れてしまったことが原因なのでしょうか。

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SNSの変化

一時期は急成長するSNSが原因で、「グーグル(検索エンジン)離れが進んでいる」と言われることもありました。ところが最近はSNSの成長も一巡し、ユーザーがグーグル検索に戻ってきたような気がします。最近のインスタグラムやスナップチャットなどのSNSは、共有よりも自己表現に主体を置いていて、他人よりも自分が主役なのです。つまりSNSは他人の意見を求める場所ではなくなりつつあるのです。これまでのように、友達(知り合い)に向けて投稿するものから、世界の共感できるユーザーに向けて投稿するものへと変化しつつあります。

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ミドルメディアの台頭

最近ではユーザーが暇つぶしに見るものも、フェイスブックのタイムラインからニュースアプリやまとめサイトに変わってきました。これは「個人対個人」よりも、「ミドル対個人」という構図に変化しつつあることの表れかもしれません。ここで言う「ミドル」とは、テレビや雑誌などの「マス」とフェイスブックやツイッターなどの「個人」の中間に位置するメディアのことです。ミドルメディアにはニュースサイトやブログ、あるいはユーチューバーなどの、「友達以外の多数に向けて発信されているメディア」が該当します。マスは範囲が広すぎるし、個人は範囲が狭せすぎるので、ちょうどいい温度のミドルメディアが支持されるようになってきたのでしょうか。

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最後に

最近流行りのインスタグラムでは、素人同然の人が「インスタグラマー」として人気を集め始めています。そしてユーチューブの「ユーチューバー」は今や社会現象になるほど小中高生から人気です。まとめサイトも、にちゃんねるから素人の投稿を集めたものですし、人気ブログの「ブロガー」も当然素人です。これまでの映画スターや芸能人は「不特定多数」を、フェイスブックやツイッターは「友達(知り合い)」を対象にしたものでしたが、ミドルメディアは「特定少数」に特化しているのです。

例えばあなたの趣味が「釣り」なら、テレビの芸能人やツイッターの友達の投稿を見るよりも、見ず知らずの釣りマニアのブログを読む方が幸せに感じるはずです。このように特定少数の人にピンポイントで発信できるのがミドルメディアの強みであって、趣味ありきで投稿している「素人」だからこそ出来るワザなのかもしれません。これからのウェブは、友達(知り合い)向けの個人メディアより、特定少数向けのミドルメディアが主流になっていくのかもしれませんね。

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