Apple TVの価格が高い理由は「Siri Remote」のせい?

2017年4月3日
[最終更新日]2017年05月11日

2015年の9月に発表され、新たにtvOSを備えApp Storeに対応するなど大幅に刷新された「Apple TV」ですが、現在までにあまり注目されておらず、その存在を忘れかけている(もしくはそもそも知らない)人も多いかもしれません。なぜ新しいApple TVはヒットしなかったのでしょうか。また、今後復活の可能性があるのか考えていきましょう。

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値段が高すぎた?


第4世代Apple TVの価格は最安の32GBで¥17,064(税込)とセットトップデバイスの中ではかなり高額です。競合するアマゾンのFire TV Stickの¥4,980と比べると3倍以上もしています。もちろんアップル製品なので、多少高いだけなら目をつむるユーザーも多いのですが、第3世代までが一万円未満で売られていたことを考えると、第4世代Apple TVはあまりにも値段が高すぎたようです(しかもプライムビデオが見れない)。一体なぜこのような価格設定になってしまったのでしょうか。

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足を引っ張っているのはSiri Remote?


ではなぜ第4世代はここまで高額になってしまったのでしょうか。その原因は新しく開発された付属の「Siri Remote」にあると思われます。iFixitの分解レポートによると(参考: iFixit)、Apple TVは本体のほとんどの面積を電源が占めており、あとは薄い板にA8チップとRAM/ROM、Bluetooth/Wi-Fiなどが載っているだけです。おそらく原価はそれほど高くないことが推測されます。一方でSiri Remoteには、ARMやタッチスクリーン、加速度センサー、リチウムイオン電池など、コストのかかるモノが数多く載っているのです。アップルのオンラインストアを見ても、Siri Remoteは単体で¥9,072(税込)という高額で売られています(PS4のコントローラーよりも高い)。このことからも、Siri Remoteの原価率の高さが伺えます。

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普及のカギはSiri Remoteの値下げにあり?


今後tvOSを搭載したApple TVを普及させるためには、全体の価格を少なくとも1万円未満まで下げる必要があります。そのためにはSiri Remoteの原価率を抑えるか、もしくは機能を抑えてよりチープな作りにした安価なリモコンを新たに用意することです。もちろんレースゲームなどで遊ぶためにリモコンに加速度センサーが必要なのも分かりますが、そういったゲーム用途には、ゲーム用コントローラーを別途買ってもらうことで対応した方がベターなように思えます。そう考えると、そもそもSiri Remoteの加速度センサーやタッチスクリーンといった機能は一体何のために必要なのでしょうか。特別使い勝手が良いというわけでもありませんし、いっそ廃止してしまった方がいいのかもしれませんね。

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最後に


テレビとOSを結びつけるという発想自体はとても良いものだと思います。スティーブ・ジョブズも生前は次世代テレビの開発に力を入れていたという話が有名です。ただ今のApple TVはまだまだ未完成で、理想のスマートテレビには仕上がっていないのではないでしょうか。アプリに対応したApple TVは一見何でもできそうに思えますが、グーグル検索もビデオ通話もできません。これが「未来のテレビ」だなんて、50年前の人類が見たらさぞガッカリするでしょう。Apple TVが今後成功するためには、まずは価格を抑えて普及を促すことと、魅力的な付加価値を付けてユーザーを楽しませることが必要です。シンプルにApple TVがSkypeに対応するだけでも、魅力はグッと上がるはずです。次のアップデートで私たちをワクワクさせてくれるような、何かがあること良いですね。

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