アップルはエコで環境に優しい会社!をアピールするビデオが公開

2017年4月21日
[最終更新日]2017年04月28日

2017年4月22日の「アースデイ」に合わせて、アップルは新たなエコビデオをYouTubeチャンネルに公開しました(参考: アップル)。今年はアメリカテイストのアニメーション動画になっていて、アップルの従業員と思しき人が社内のエコな取り組みについて語ってくれています。

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アップルはエコな会社?

上の動画「ビルは呼吸ができる?」は、2017年に完成したアップルの新社屋である「Apple Campus 2」に採用されている冷却システムについて解説しています。アップルは一般的なエアコンに用いられるモーターを使わずに、コンクリート内に冷水を流すことで社内温度を冷やす技術を採用しました。これによって、エネルギーコストを抑えるだけでなく、異音のしない静かで快適なシステムを作り上げることができたそうです。このようにアップルは、再生可能エネルギーの利用を100%にすることを目指しているようです。

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動画は全部で4本

今回はアップルが公開したエコ動画は全部で4本です。それぞれ「ヤクを育てるソーラーファーム?」、「Appleは廃棄物をゼロにできるか?」、「ビルは呼吸ができる?」、「なぜAppleは自ら汗を開発したのか?」という動画になっています。電力供給は太陽光発電でまかなうのはもちろん、ソーラーパネルに反射した熱を生かして牧草(エサ)を育てることも行なっています。そして工場で出る廃棄物をそもそもゼロにする取り組みをしたり、Apple Watchが人体に悪影響を与えないように人工の汗を作って安全性の実験をするなどの取り組みを紹介しています。まとめると、エネルギー問題、廃棄問題、騒音問題、健康・安全問題など、様々な観点から地球環境について考え、その対応策を実行しているのです。

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アップルは本当にエコなのか


もちろんこれらの表向きの「広告」だけを見て、「アップルは環境に配慮した素晴らしい会社だ」と判断してはいけません。アップルは2014年頃に、iPhoneを製造する中国の工場で従業員が劣悪な環境で働かされていると報道されました。アップルは自身のウェブサイト上では状況は改善に向かっていると発表していますが(参考: アップル)、ニューヨーク大学院生の潜入ルポによって、いまだに厳しい条件で労働を強いられていることが判明しています(参考: かみあぷ)。このことからも、アップルの環境に対する配慮も、実際のところ裏ではどうなっているのかは分かりません。アップルも1つの企業にすぎないので、アースデイに乗っかって会社のイメージを向上させ、より製品を売りたいという魂胆はあるのかもしれません。

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最後に

アップルは20年前は倒産寸前、10年前は新しいことに挑戦するベンチャー気質の会社でした。そして今では世界有数の超大企業になりました。超大企業の経営の仕方は決まっていて、リスクは冒さずに自社の得意領域を広げて利益を増やしていくというものです。今のアップルは下手な鉄砲は打たずに、確実に利益を上げられる無難な道を選択しています。もちろんこれは経営論的には正しいやり方です。しかしながら、私たちがかつて熱狂した「あのアップル」は少しずつ消えかけているのかもしれませんね。

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