Apple WatchはiPhoneのアクセサリとして販売すべきだった?

2017年3月14日
[最終更新日]2017年03月14

Apple Watchはおそらく史上最も期待され、かつ最も失望を買ったアップル製品ではないでしょうか。私自身も多大な期待を抱いて発売後すぐに手に入れましたが、使えば使うほどにApple Watchに対する疑問が増えていきます。ではApple Watchはどうあるべきだったのか今一度考え直してみようと思います。

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Apple Watchはごちゃごちゃし過ぎ?

今Apple Watchを使っているユーザーに、よく使う機能トップ5を聞いてみましょう。おそらく「時計」、「Apple Pay」、「エクササイズ」、「音楽の再生」、「通知」などが上がると思います。実際に私が使っているのもこの5つほどです。そしてこれ以外の機能やアプリを使っているという人は、おそらくあまりいないかもしれません。その理由はシンプルに使い勝手が悪いからです。例えば腕時計で電話をするのは不恰好ですし、地図アプリはとても分かりにくく、ニュースアプリをApple Watchで見ようにも画面が小さく読みづらいですし、ゲームアプリなども同様です。何よりも街の中で腕を上げっぱなしで突っ立って時計をいじっている姿はとてもマヌケなのです。

もちろん現状は「スペック不足で出来ることが限られている」という原因もありますが、今後どれだけスペックが良くなっても、Apple Watchの小さなディスプレイでは、複雑な作業は厳しいと思います。あのサイズで文字入力はできませんし、文章を読むのも疲れます。そう考えると、Apple Watchはそもそも”人間工学に反した設計”になっていたのではないでしょうか。

スマートウォッチが得意なのは、「通知」や「フィットネストラッカー」などの、複雑な操作を必要としないものと、腕を長時間上げる必要がないものです。もちろんiPhoneの成功体験から、アプリストアを作って出来ることを増やしたかったというのは良く分かります。そしてSF映画に登場するような何でも出来るハイテク時計を作りたかったのも分かります。ところがあれもこれもと詰め込んだApple Watchは、結局何もできない良く分からない製品になってしまったのではないでしょうか。

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iPodの成功要因を思い出してみる


Apple Watchの成功の鍵は、2001年に登場しアップルを一流企業に帰り咲かせたiPodにあるのではないでしょうか。iPodは単体での機能を極限まで制限されていました。プレイリストの作成すらまともにできませんでしたし、曲の追加・管理も単体ではできませんでした。そしてiPodからPCへ曲を逆転送することも制限されていました。このように機能を極限まで絞って、とにかく音楽を聞くことに焦点を当てていました。

iPodは複雑な作業は全てコンピュータのiTunes上で行わせ、とにかくシンプルにしたのが成功要因だったのです。このシンプル主義によって、機械に疎い人でもiPodにアレルギーを抱くことはありませんでした。世界中のあらゆる人がiPodを手にとって音楽を楽しみました。そう考えると、Apple Watchもフィットネストラッカーに焦点を当てて、余計な機能は省いたほうが良かったのかもしれません。

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Apple WatchはiPhoneのアクセサリとして出すべきだった?


Apple Watchはアップルの主力商品としてではなく、「AirPods」のようにiPhoneのアクセサリとして販売するのが正解だったのかもしれませんね。そして今より機能を絞って価格を抑え、1万円台から購入できるようにすればもっと多くのユーザーが買ってくれたのかもしれません。使える機能も「時計」、「Apple Pay」、「エクササイズ」、「音楽の再生」、「通知」などに絞って、もっとシンプルな操作性にすれば良かったのでしょうか。もちろん専用のApp Storeもいりません。そしてもっと本体を軽くして、バッテリー持続時間も2、3日に伸ばすべきでした。そしてAndroidにも対応していれば、Apple Watchは今とは違った評価をされていたのかもしれませんね。

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最後に


Apple Watchの販売は今がピークなのか、それとも次のSeries3で劇的な変化を遂げApple Watchが再評価されて盛り返せるのかは分かりません。私はアップルのファンなので後者に期待したいところですが、発売当初から今まで使ってきた限りでは腕時計とアプリケーションはすこぶる相性が悪いように感じます。つまりスマートウォッチにあれこれと複雑な機能を追加するのは、そもそも無理があったのかもしれないのです。繰り返しになりますが、スマートウォッチと相性が良いのは「時計」、「Apple Pay (電子マネー)」、「エクササイズ」、「音楽の再生」、「通知」の5つです。これ以外の機能は要りません。もちろん次のApple Watchが、”この考え方”が間違っていたと思わせてくれるほど素晴らしい製品に仕上がっていることを、世界中のアップルファンが望んでいるのではないでしょうか。

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