はじめしゃちょーの「ファンクラブ」はアリ!? どのくらい儲かるのか

2017年2月17日

人気ユーチューバーのはじめしゃちょーさんが、2月13日より自身のファンクラブを開始しました。「はじメーノ」と呼ばれるこのファンサイトは月額課金の会員制度で、料金は入会金¥1,080(税込)、年会費¥3,888(税込)で利用できるそうです。このファンクラブを巡っては、ネット上で賛否両論が巻き起こっているようです。人気ご意見番ユーチューバーのシバターさんは、「ユーチューバーなんて何の芸もないただの素人に金を払うなんてバカげてる」という意見を主張しています。今回は感情論はさておいて、ファンクラブというビジネスモデルがユーチューバーでも通用するのか、またどれくらい儲かるのかを考えてみましょう。

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はじメーノとは


まずははじめしゃちょーさんの公式ファンクラブ、「はじメーノ」について情報を整頓しておきましょう。はじメーノは株式会社UUUMが提供する有料会員制サービスで、入会には「UUUM FANS (無料)」のアカウントが必須になります。はじメーノの会員には、はじめしゃちょーさんと一緒に動画の撮影を行なったり、はじめしゃちょーさんがウェイターに扮するカフェに招待されるなどの「イベントの参加権利」が与えられるようです。その他の特典としては、会員限定の「はじめ日記」や「オフショット写真」、その他特別なコンテンツが付与されるようです。料金は初年は¥4,968、2年目以降は¥3,888の予定です。年間一括支払い(¥3,888)と月額支払い(¥324)かを選択できるようです。参考: はじメーノ

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ユーチューバーのファンクラブはアリ?


では、これまではアイドルやミュージシャンの特権と考えられてきた「ファンクラブ」という制度がユーチューバーでも通用するのか考えてみましょう。そもそもファンクラブという制度は、基本的に有料会員になってお金を出す人がいれば成立するビジネスモデルです。このように毎月(毎年)お金を払ってサービスを享受するという点においては、アマゾンプライムやネットフリックス、日経電子版などと変わりません。なので、はじめしゃちょーの提供するサービスに毎月お金を払ってくれるファンがいるなら、ビジネス的に「アリ」だと思います。もちろん料金に見合ったサービスが受けられないなら、ユーザーが解約すればいいだけです。この手のサービスは強制されるものではないので、法的にも問題ないし構わないのではないでしょうか。

ただし、ファンクラブの開始によって、「素人がアイドルきどりかよ」「ユーチューバーの分際で調子に乗りすぎ」「金の亡者」という批判的な感情論を浴びせられることはあるかもしれません。この「ネガティブキャンペーン」がはじめしゃちょーさんそのものの人気失墜に繋がるようならば、ファンクラブは即刻やめた方がいいかもしれません。幸いにも、ファンクラブの開始によって動画の視聴数やチャンネル登録者数が減少するという自体は発生していないので、このまま続行して大丈夫でしょう。

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どのくらい儲かりそう?


現在はじめしゃちょーさんには無料のチャンネル登録者が450万人以上います。ファンクラブの開始によって、仮にこのうち5%が有料登録してくれたとしましょう。すると22万5千人の有料会員を獲得できることになります。そして年会費がおよそ¥4,000とすれば、225,000×4,000=9億で、「はじメーノ」は年間9億円の売上になります。本当にここまで儲かるならば、もはややらない理由がないですよね。もちろんザックリ計算しただけなので、実際は5%も有料会員になってくれないかもしれないし、有料サービス提供関連のコスト(人件費など)がどれくらいかかるかは考慮していないので何とも言えません。しかし450万人以上のファンを抱えるはじめしゃちょーさんには、底知れぬポテンシャルがあるのは間違いありません。ひょっとするとはじめしゃちょーさんは今の日本の20代の中でトップクラスの稼ぐ力を持っているのかもしれませんね。

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最後に


おそらくはじめしゃちょーさんで様子を見て、一定の成功が得られればヒカキンさんなどの他のユーチューバーたちもファンクラブを始めるのではないでしょうか。このビジネスモデルなら、チャンネル登録者50万人程度でも1億円の売上を上げることが可能です(年間¥4,000で登録者の5%が入会した場合)。これはYouTubeの動画投稿から得られる広告収入(グーグルアドセンス)よりもはるかに多いです。さらにファンクラブのいいところは、会員メンバーが毎月無条件で料金を支払い続けてくれることです。これによって、収入に安定性が生まれます。ひょっとしたらこのビジネスモデルは、今後ユーチューバーの間でスタンダードになるかもしれません。まずは無料の動画投稿で「知名度」と「人気」を集め、それが一定の水準に達した時点でファンクラブを始めれば億万長者になることができます。もちろんユーチューバーの人気そのものが今後も拡大していくのか、今がピークで萎んでいくのかにもよりますが、もし今後ますます拡大していくのならば、はじめしゃちょーさんクラスの人気者はファンクラブに留まらずにCMなどに出演して、より大金を稼ぐようになっていくのかもしれませんね。「そんなバカな」と思う人も多いかも知れませんが、ネットの影響力というのは想像がつかないほど大きくなり続けています。10年前に現状が予想できなかったように、10年後には今には予想できないことが起こっている可能性もあるのです。ユーチューバーというものが今後どうなっていくのか目が離せませんね。

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