遂にIPO!「スナップ社」の持つ魅力とは?

2017年2月4日

皆さんは「スナップ (Snap)」という会社をご存知でしょうか。かつては「スナップチャット」と名乗っていたこの会社は、チャットアプリの「スナップチャット」で世界中の若者たちから絶大な人気を集め、2016年の売上が3.5億ドルを記録したそうです。そしてその勢いはとどまることを知らずに今も伸び続けています。

遂にこの度、スナップ社が満を持してニューヨーク証券取引所にIPO(株式上場)を行うということで今注目を集めています。その時価総額はなんと250億ドル以上にもおよぶとのことです(参考: TechCrunch Japan)。LINEが上場したときは100億ドルと言われていたので、ざっとLINEの2倍以上の価値ということになります。一体このスナップ社はどうしてここまで人気を集めているのか、今回はその魅力について見ていきましょう。

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スナップ社(Snap Inc.)とは?


スナップ社は2011年に「スナップチャット社 (Snapchat Inc.)」としてエヴァン・スピーゲル、ボビー・マーフィーらによって創業されました。そして同年9月にiOS向けにメッセージアプリ「スナップチャット」の配信を始めます。スナップチャットの特徴は、送信した画像がすぐに消えるということです。この機能が若者に受け、2012年11月にはスナップチャットで10億枚以上の画像が共有されるようになったそうです。その後も着々とユーザー数を獲得し、今ではDAU(日間アクセスユーザー数)が1億5,000万人を超えるバケモノサービスになりました。

2016年9月には自社初のウェアラブルカメラである「スペクタクルズ (Spectacles)」を発表し、これまた大ヒットになります。また、スペクタクルズを発表した同日に社名をスナップチャット社からスナップ社へと正式に変更しました。これはスナップ社が今後単なるチャットアプリの会社ではなく、カメラ会社を目指していく姿勢を反映しているようです。実際にスナップ社のウェブサイトには、

Snap Inc.はカメラ会社です。当社は、カメラを改革していくことにより、私たちの生活やコミュニケーションの方法を、更に素晴らしいものにできると確信しています。Snapchatのよって、自己表現の世界を広がり、毎日を楽しみながら、世界を体験し、その喜びを友だちと分かち合うことができます。

と記載されています(参考: Snap)。このように人々の生活の中心に「カメラ」を置いて、生活をより豊かにすることを目指していくようですね。

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シリコンバレーの企業とは一味違う?


ロサンゼルスに拠点を置くスナップ社は、一応は「SNS系のIT企業」ですが、フェイスブックやインスタグラム、ツイッター、リンクトインなどのシリコンバレーの企業とは毛色が違っているように感じます。シリコンバレーのIT企業は、多くが人々の生活に欠かせないインフラ的なポジションを目指しています。実際にフェイスブックは途上国の貴重な連絡手段ですし、インスタやツイッターはすでに企業のマーケティングツールとして確立されています。ところが、スナップチャットはそうではありません。なくては困るインフラではなく、あくまで趣味や楽しみを追求しているように感じるのです。スナップチャットをメインの連絡手段にしているユーザーはいませんし、スペクタルズで旅行の写真を撮る人はいません。どちらもあくまで趣味用であり、暇つぶしの道具なのです。その人生の楽しみを追求している姿勢がシリコンバレーの企業とは一味違うところであり、スナップ社最大の魅力なのではないでしょうか。

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最後に


スナップ社の魅力は、何と言っても型にはまらない「自由さ」だと思います。スナップ社は「カメラフィルター」や「サングラスカメラ」など、今まで見たことのない新しい機能やモノをどんどん追加して常にユーザーを楽しませています。これがいつまでも140文字から脱却できずに型にはまりっぱなしの企業と違うところではないでしょうか。ITの世界は新しい機能やモノがものすごいスピードで真似され、廃れていきます。ユーザーは昨日見たものではもう驚かないのです。おそらくスナップ社は、これからも私たちが見たことのないような楽しいモノでユーザーを楽しませてくれるでしょう。IPOはスナップ社にとってまだ入り口に過ぎません。今後の活躍が楽しみですね。

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