将来の会社員は少数のエリートだけになる? AIリストラの後の世界

2017年2月10日

「職業は会社員です」と言うと、現代においては田舎のブラック企業からグーグルの役員まで玉石混交でとても幅広いものです。現代においては、学校を卒業した者はとりあえず会社員になるのがスタンダードなので、会社員自体の数も多いし、給与の幅も上から下までとても広いです。ところが将来は、会社員は選ばれた一部のエリートしかなれない職業になるかもしれません。その背景にはもちろんAIの台頭があります。

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AIに代用可能な量産型会社員はどんどんリストラされていく?


すでにアメリカのウォール街では、AIや自動処理プログラムを積極的に導入して既存の従業員がどんどんリストラされていっています。その後に最後まで会社に残れるのは、AIには代用できない優秀な人材のみです。つまり大量生産された、際立った能力のない会社員は、今後真っ先にAIにリプレイスされていくでしょう。また、そうやってAIの導入が進めば進むほどに、会社員になるハードルはどんどん上がっていく可能性があります。採用で重視されるのは、「AIよりも使えるかどうか」が焦点になっていきそうです。そのため将来は「会社員になる」ことは今と比べ物にならないくらいに高度で難しいことになっているかもしれないのです。

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超大企業なのに従業員が数百人しかいないなんてこともありうる?


AIによるリストラが進み従業員のスリム化が行われた後は、ほとんどの大企業において従業員は数百人程度しか残らないかもしれません。その数百人は絶対に会社から外せないエリートたちで、他の企業も欲しがるような人材です。そして、従業員一人当たりの給料はべらぼうに高くなるでしょう。それはもちろん、AIの導入によって人件費が大幅に削減されたからです。このように、将来は会社員になれた人はとびきりの高い報酬を得るようになるかもしれません。「職業は会社員です」と言うと、その人はとても優秀で大金を持っているということになるかもしれないのです。

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AIにリストラされた人たちはどうなる?


もちろんAIに代用されないような優秀な人たちは限られています。AIリストラが始まったら、ほとんどの人は「会社員」になることができなくなるでしょう。では庶民はどうやってお金を稼いでいくかと言うと、Uberのドライバーとしてやっていくか(その頃には自動運転になっているかもしれませんが)、Airbnbで民泊業を始めたり、ネットで物を売買して利益を上げるといった、シェアリングエコノミーのサービスを使って稼いでいくのが主流になっているかもしれません。ひょっとすると、その頃には清掃業や工場勤務といった、ほとんどの単純労働はロボットに置き換えられている可能性が高いので、人間にしかできなくて、かつ誰でも参入できるような仕事を取り合うことになるかもしれません。会社員は超高給取りで豊かになる一方で、シェアリングエコノミーで少額のお金を稼ぐことしかできない庶民との経済格差はどんどん拡大していくかもしれません。

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最後に


この未来の姿は、実は現代のサンフランシスコにおいて一足お先に実現している面があります。アップルやグーグルなどの超大手IT企業で働けるのは、世界中から集まった超優秀なエンジニアだけです。そして当然彼らはとびきりの報酬を手にしています。その一方で、もともとサンフランシスコに暮らしてきた庶民の人々は高騰する家賃や物価に苦しんでいます。彼らはAIにリストラされたわけではありませんが、大手IT企業のエリート会社員たちのせいで苦しい生活を強いられるようになっていったのです。

このような経済格差とも呼べる現象が、今後はAIの導入によって世界中で進んでいく可能性があるのです。エリートはより高い報酬を手にし、庶民はより生活が苦しくなっていく。果たして資本主義は今後どうなってしまうのでしょうか。

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