テクノロジーは私たちの生活を豊かにするのか、貧しくするのか

2017年1月4日

昨今はテクノロジーの進歩がすさまじいですよね。インターネットは世界中の情報を見ることができますし、いつでもどこでもモノを買えるようにしました。また、スマホの登場で写真や動画を簡単に撮って、保存して、公開することも可能になりました。このようなテクノロジーの進歩というのは、まだまだ始まったばかりのようです。最近では車も自動運転になって運転手が不要になりつつありますし、ドローンによる配達が実用化されれば配達員もいらなくなります。

そして店のレジまでもなくなるという話もあって、もはやテクノロジーの進歩についていくのがやっとの状態です。そして何と言っても今ブームになっているのが「AI」ですよね。一説によると、このAIの進歩によって今後は今ある仕事の半分が取って代わられると言われています。そこで今回は、このようなテクノロジーの進歩が、私たちの生活を豊かにするのか、それとも貧しくするのか一体どちらであるのかを考えていこうと思います。

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テクノロジーの進歩は私たちの生活を豊かにするのか、貧しくするのか

仮説1 豊かになる


まずはテクノロジーの進歩によって、私たちの生活はどんどん豊かになるというポジティブな仮説を考えていきましょう。私たちはこれまで自分たちがしていた仕事を、AIやロボットのようなものに任せることができるようになるとします。すると私たちはもう働かなくて良くなるので、浮いた時間を自由に使うことができるというわけです。まさに人類が長年夢に見た労働からの解放です。そして絵画や音楽といった芸術に励んだり、好きな国を旅行して過ごしてもいいわけです。まさに全人類が貴族の生活を送ることができるわけですね。

ただし、この世界を実現するためには現在の資本主義を根本から変える必要があります。当然人類は働かなくなるので、所得がなくなるわけです。その代わりにベーシックインカムなどの不労所得が与えられるようにしなければなりません。AIやロボットの開発やアップデートは全てやりたい人がボランティアで行い、貢献したい人が無給でやるというかたちです。そしてAIたちが稼いだ収益を全人類に平等に分配するのです。そんなことしたら誰もボランティアしなくなるのでは、と思うかもしれませんが、人類は時間を持て余すと、見返りがなくても何かしら達成感のあることをやりたくなるものです。こうやって私たちの生活は豊かになるという仮説です。

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仮説2 貧しくなる


では次に、テクノロジーの進歩によって私たちの生活はどんどん貧しくなっていくというネガティブな仮説を考えてみましょう。まずテクノロジーの進歩によって、私たちがこれまで行っていた仕事が徐々にAIに置き換えられ始めます。すると、企業は「人間をどんどんリストラとしてAIに置き換えれば、余計な人件費をカットできるし、作業効率が良くなって会社の利益が上がる」ということに気づき始めます。こうして瞬く間に世界中で人間をAIにリプレイスする風潮が流行ります。こうして企業はどんどん利益を拡大し、その分経営者の財産もさらに増えていきます。

問題なのは、AIのせいで日に日に増加する失業者たちです。彼らは再就職先を探そうにも、「人間を雇うよりAIにやらせた方が効率が良い」という理由で企業から門前払いをくらい始めます。挙句の果てにコンビニやスーパーのレジや、レストランのウエイトレスといった単純労働も、テクノロジーの進歩で消えてしまっているので、最低限の生活費を稼ぐことすらままならくなっているのです。もちろんレストランのチェーン店も無人化され、シェフAIの進化によって三つ星シェフの料理を簡単に再現できるようになっています。やがて庶民たちは家賃が払えなくなって、街の中はホームレスたちで溢れかえるようになります。AIを開発する優秀な人間には企業は大枚をはたき、そういった会社の経営者たちだけどんどん金持ちになっていきます。もはや企業間の争いは、どちらが優れたAIを持っているかで決まるようになってきます。

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最後に

いかがでしたか。将来は現実にこのどちらかの未来が訪れるかもしれないし、このどちらでもない未来が訪れているかもしれません。それでも1つだけ確かなことは、これからは今ままでの私たちの生活が全て変わっていってしまうということです。今までの常識では到底考えることができなかった世界が将来確実にやってきます。実際に今の2010年代だって、50年前からは全く想像できない世界ですし、ここまで世界中で経済危機が問題になることも想像できなかったでしょう。では私たちはこれから何ができるでしょうか。それはただやってくる波に乗ることです。そして決して波にのまれないことです。

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