中国でネットショップが大流行中!? 爆買いは内需へ?

2017年1月12日

中国といえば、2015年頃に「爆買い」という言葉がとても流行りました。背景には中国の人々がここ数年で急激に所得を増やしていて、物を買う余裕が出てきたことが関係しています。そんな経済的に急成長している中国が、今目をつけているのが国内での消費の喚起です。中国は今、それまで物を買えなかった農村部の人々にも消費を促してGDPを上げていこうとしています。そしてそのカギを握っているのが「ネットショッピング」です。この中国とネットショップの今を追ったドキュメンタリーが1月8日にNHKスペシャルで放送されました。今回は中国とネットショップの今についてご紹介しようと思います。

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政府もネットショップを積極支援


中国では今政府を上げてネットショップを積極的に支援しているそうです。その背景には2つの理由があって、1つは国民に消費を喚起するため、もう1つは就職難に対応するためです。今中国では大学教育に力を入れすぎた反動で、大学生の数が増えすぎ、卒業生が仕事に就けない深刻な就職難に陥っています。この問題に対応するために、積極的に新しい事業を後押しして、就職先を増やす政策を行なっています。そしてその1つが急成長している「ネットショップ」なのです。ネットショップ事業へ続々と新規参入させて若者の雇用を改善すると同時に、国民の消費を促さすことができて一石二鳥というわけです。

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キーになるのはアリババのタオバオ


皆さんは「アリババ」という会社をご存知でしょうか。アリババは1999年に創業された中国の会社で、今では世界を代表する超大手IT企業です。そしてそのアリババが2003年に始めたのがネットショップサービスである「タオバオ」です。タオバオは日本の楽天市場のようなモール型のサービスで、誰でも事業者となって商品を出品することができます。このタオバオの事業者となって利益を上げる、「タオバオ起業」が中国ではビッグビジネスになっており、中国全土の若者が一攫千金を夢見てこぞって参加しているようです。

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14億総消費社会に?


中国は14億の人口を抱える超人口大国です。そんな中国でタオバオを利用しているのは、現在のところ5億人。人口比率で見るとまだまだ少なく、半分に満たないために成長の余地が十分あります。特に最近は田舎の農村部の平均所得上昇に伴って、農村部からのネットショップ購入が増えつつあります。これから2020年代にかけて、中国国内でネットショップによる爆買いブームが熱を帯びそうです。そして国内の消費が増えれば当然GDPも増えます。2020年代には中国のGDPはアメリカを抜いて世界1位になる可能性があるのかもしれません。

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最後に


中国経済はまだ成長の最中にあるのか、それとももうバブルが弾けてしまったのか、どちらであるのかは誰にも分かりません。中国は2015年6月頃に株価が暴落し、バブルが弾けたと言われました。そして現状の中国国内の就職難は、バブル崩壊後の日本の90年代とよく似ています。また、伸びが鈍化したものの中国のGDPは2016年も成長を続けました。この点も日本のバブル崩壊後97年ごろまでGDPが伸び続けた現象と似ているのかもしれません。今の国内でモノを買いまくる中国人のあり方は、このまま中国経済を上向きに成長させるのか、それともある地点で限界がきて、日本のようにデフレに突入してしまうのか、どちらなのでしょうか。今後の中国経済から目が離せませんね。

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