脱ぼったくり!シェアリングエコノミーが導入できそうな7つの産業

2017年1月18日
[最終更新日]2017年02月18日

皆さんは「シェアリングエコノミー」という言葉をご存知でしょうか。シェアリングエコノミーとは、インターネットとスマホを通してモノやサービスを、買い手と売り手が直接売買するサービスのことです。従来のように間に会社や業者などを介さないので、いわゆる「ぼったくり」をなくして、買い手と売り手がウィンウィンになれることに注目されています。

例えば配車サービスの「Uber」は、ユーザーとドライバーを直接繋ぐことで、ユーザーはタクシーを利用するよりも安い金額で利用することができ、ドライバーもタクシー会社より高い給与をもらえます。そして民泊サービスの「Airbnb」も、ユーザーと宿泊先を直接繋ぐので、ホテルで泊まるよりも格安で宿泊できるし、ホスト側にもメリットがあります。また、最近日本でブレイクしている「メルカリ」も、買い手と売り手を直接繋ぐので、リサイクルショップなどを通すよりも、中間搾取がなくなってお互いが得をすることができます。このように、シェアリングエコノミーのサービスは少しずつ私たちの生活に浸透してきており、今後も拡大していくことは間違いありません。

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シェアリングエコノミーが導入できそうな7つの産業


ではこのような「シェアリングエコノミー」が、今後はどのような産業に波及していくのでしょうか。考えていきましょう。

結婚式・ブライダル産業


日本一のぼったくり産業と呼ばれているのが、「結婚式・ブライダル産業」です。実際に2016年の結婚式にかける平均費用は359万円と言われています。もちろんこの費用の内訳は、ほとんどがホテルの中抜き(中間マージン)です。ホテル従業員は派遣社員ですし、カメラマンには雀の涙ほどの給料しか支払われていません。もし結婚式にシェアリングエコノミーが導入されて、ぼったくりがなくなれば、今と同じクオリティの式を半分以下の値段で挙げることが可能ですし、スタッフもより高い給与を得ることができます。式は由緒あるチャペルや神社で挙げればいいでしょう。わざわざ〜ホテルに行く必要はありません。披露宴会場は式場の近くにある飲食店などを貸し切ればとても安く済みます。ドレスのレンタルやカメラマンも、業者を挟まなければずっと安く抑えることができますし、提供する側も従来より高い給与をもらえます。このように結婚式・ブライダル産業におけるシェアリングエコノミーは需要が高いのではないでしょうか。

葬式

葬式にかかる平均的な費用は189万円と言われているようです(参考: 小さなお葬式)。これは決して安い額ではありません。両親がともに亡くなる時は、2人分の378万円が必要になることになります。もちろん最後の親孝行としてちゃんと葬式を挙げて挙げたい気持ちも分かりますが、結婚式と違って本人が不在なので、最近は「派手な葬式を挙げなくていい」と生前に子どもたちに伝えている年配の方もいるみたいです。それでも、葬式にもシェアリングエコノミーの導入によって価格をグッと抑えることは可能ではないかと思います。間に葬儀屋を通さずに、お坊さんや火葬場などを直接繋ぐことで、お互いにメリットのある葬式を挙げることができるのではないでしょうか。ある意味日本の昔ながらのやり方に戻るのです。間にインターネットが存在するということを除いてです。

介護

これから増えていくものが介護です。介護には平均で500〜800万円かかると言われています(参考: 介護保険の教科書)。まるで大学の学費なみにお金がかかります。そして介護においてことさら問題になっているのが、介護士の給料が少ないということです。その月額は常勤で平均21万9700円、ホームヘルパーで平均22万700円です(参考: NIKKEI STYLE)。これは全産業の平均を下回っているそうです。介護には多額のお金が使われていて、年々需要も増しているのにどうして介護士のお給料は少ないのでしょうか。それは介護報酬が国に定められているためだと言われています。

では、もし介護ビジネスにシェアリングエコノミーが導入されればどうなるでしょうか(法的な壁があるかもしれませんが)。介護士の資格を持っていてかつ、優良なサービスを提供できる優秀な介護士さんには高い評価が与えられて、それ相応の給与を貰うことが可能になるのではないでしょうか。これによって、利用者は得体の知れない劣悪な介護サービスを心配する必要もなくなりますし、介護士側も仕事相応の給与を得ることができるのではないでしょうか。

フードデリバリー


フードデリバリーのシェアリングエコノミーは、すでにUberが配膳サービスである「UberEats」を始めています。UberEatsを使えば条件を満たした人は誰でも配達員になることができます。これによって、これまでデリバリーの導入が難しかった個人経営のお店などでも積極的に出前ビジネスを取り入れることが可能になっています。「UberEats」のいいところは、どこかに雇用されているわけではないので働く時間を強制されないことです。好きな時に始めて、好きな時にやめればいいのです。さらに給与は完全に配った分がそのまま支給されるので、どこかの会社に不当に中抜きされることはありません。もちろん「UberEats」は個人と個人を結ぶサービスなので、特有のトラブルが今後起こるかもしれません。その辺りはきちんと対応していかないといけませんね。

写真屋・カメラマン


地味にぼったくりと言われているのが、写真屋です。そして残念なことに、写真屋から従業員のカメラマンには雀の涙ほどのお給料しか支払われていないことが多いです。もしシェアリングエコノミーが導入されて、利用者とカメラマンを直接繋ぐことができれば、間に入る写真屋の搾取をなくすことができるでしょう。もちろん利用する側も、評価が高く腕のいいカメラマンを安心して選ぶことができます。撮影場所やフォトスタジオもシェアリングエコノミーで安価に借りられればなおいいですよね。

美容院

美容師さんのお給料は仕事の割に薄給だと言われています。この問題もシェアリングエコノミーの導入で解決できるかもしれませんね。介護士やカメラマンと同様に、美容師さんもその人の腕前によって評価されるべき職業なので、ことさらシェアリングエコノミーに向いているのかもしれません。

引越し屋

引越しの仕事には特別なスキルや才能や学力は必要ありません。基本的に体力があれば誰でもできるので、お小遣いを稼ぎたい人がシェアリングエコノミーで近場の人を手伝うのが引越し屋のベストなあり方ではないでしょうか。もちろん個人同士でやるとなると、荷物の損害などがあった時にややこしくなるので、そのあたりは要注意ですね。

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最後に

シェアリングエコノミーは、スマホの普及とともに登場したまだまだ新しいサービスです。このシェアリングエコノミーが、2020年代には世界中でさらに拡大することが予想されます。これまでは会社に売上を搾取されて泣き寝入りするしかなかった職業の人も、これからは能力に応じて正当な報酬を貰えるようになっていくのです。まさにシェアリングエコノミーとは、インターネットとスマホを使ってフェアな世界を実現しようとしているのです。ただし、シェアリングエコノミーの世界はとても厳しいです。配車サービスは「Uber」、民泊は「Airbnb」、フリマは「メルカリ」のように、基本的にその産業における勝者は1社だけです。そしておそらくこれから世界中の企業がシェアリングエコノミーの分野に参入してくるので、ユーザー獲得競争がより厳しくなるでしょう。もちろん私たちユーザーにとっては、サービスの数が増えることでより便利な生活を送れるようになることは間違いありません。これからのシェアリングエコノミーの動向から目が離せませんね。

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