「スーパーマリオラン」はApple TVで配信されるのか!?

2016年12月9日

スマートフォンの登場で大きく広がったアプリゲーム市場。最近では任天堂やソニーもスマホ向けアプリゲームの開発に本腰を入れて取り組んでいるみたいです。そんな中アマゾンの「FireTV」やアップルの「Apple TV」、テレビにアンドロイドを内蔵した「アンドロイドTV」などのスマートTVが最近じわじわと流行りになりつつあります。

これらのデバイスの共通点はスマートフォンと同様にアプリをインストールして楽しむことができるということです。そのためスマホ向けのアプリゲームがスマートTV向けに並列で開発されるということも増えてきました。今までモバイル市場のものだったアプリゲームが、据え置き機の市場に乗り出してきているのです。

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スーパーマリオランはApple TVで配信されるのか

今話題のスマホゲームといえば「スーパーマリオラン」です。任天堂が本腰を入れて開発した初めてのスマホ向けマリオということで世界中から注目が集まっています。さて、ここで疑問になるのは「スーパーマリオランはApple TVで配信されるのか」ということですよね。最近の流れ的にはスマートフォンとスマートTVで同時配信して、プレイするユーザーを増やすのがいいというところですが、結論から言うと、スーパーマリオランがApple TVで配信される可能性は極めて低いと言えます

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任天堂が築く新たな市場


上の画像は現在のゲームプラットフォームにおける勢力図を簡単に表したものです。横軸が「モバイル」と「据え置き」を指し、縦軸が「利便性」と「性能」を表しています。従来のスマホゲームは「利便性」は高いけど「性能」はイマイチで、任天堂の3DSやPS Vitaには敵わないものでした。なのでお互いの領域を侵食することはなかったわけです。ところが年々向上していくスマホのスペックによって、ある時を境に3DSやVitaの性能をスマホが上回ってしまいました。これによってもはや従来の3DSやVitaは存在価値をなくしたわけです。ソニーはすでにVitaの次世代機はつくらないと明言しています。この現状に焦った任天堂はようやくスマホに向けてソフト開発を進めるようになったというわけです。

ここで問題になってくるのが、次に侵食されかねないのが据え置き機の分野であるということです。現在の据え置き型ゲーム機の市場はPS4が独占していますが、数年後には最近伸びつつあるスマートTVに市場を奪われかねないというわけです。そこで任天堂は新しいSwitchで攻勢を仕掛けるわけです。任天堂のSwitchは携帯型と据え置き機の中間に当たるとされてて、スマホにもスマートTVにも奪われない新しい市場で勝負しようとしているわけです。

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任天堂は最後の砦を守らなければならない

ところがこのSwitchのコンセプトは諸刃の剣でもあります。「携帯機」とも「据え置き機」ともどっちにも認められないというリスクが潜んでいるからです。このSwitchが失敗に終われば任天堂はハードウェア開発から撤退し、スマホとスマートTV向けにソフトを供給する立場になるでしょう。今はそうならないための最後の砦を築こうとしているのです。

そのため「スーパーマリオラン」をApple TVのようなスマートTVで配信してしまうことは、Switchの立場を脅かすことになりかねません。ユーザーがスマートTVを選択して満足してしまうと、携帯機はスマホ、据え置き機はスマートTV、Switchはいらないという結論に達してしまうためです。

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将来的にはどうなる?

このような理由でスーパーマリオランがApple TVに配信されることはまずないとみていいでしょう。ではいつかは分からないけど、将来的に配信する可能性があるかというと、これはあり得ると思います。最近の任天堂とアップルの関係を見てわかる通り、両者はお互いの持っているモノを必要としています。任天堂はハードを、アップルはソフトを必要としているのです。もし、Switchが商業的に失敗したら、任天堂はすぐさまスーパーマリオランをApple TV向けにリリースするでしょう。

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