パソコンいらない!? スマホがデジタルハブの中心になる時代

2016年12月29日

かつてスティーブジョブズは、Macを中心に置いたデジタルハブの構想を提案しました。その後2000年代はジョブズの予言通りパーソナルコンピュータを中心に、プリンタやデジカメ、ビデオカメラ、CDドライブ、USBメモリなどの周辺機器を接続して利用する時代が到来しました。あの大ブームになったiPodも、最初はあくまでMacの周辺機器だったのです。

ときは変わって今は2010年代、現代になってこのハブの中心はパソコンからスマホに置き換わりました。写真はスマホのカメラで撮影するし、音楽もストリーミングで直接再生。プリンタにはスマホからWi-Fiで接続して印刷する時代になったのです。かつてパソコンとUSBで繋がっていたデバイスの一部はスマホの中に組み込まれ、そうでないものもBluetoothやWi-Fiを通してスマホと無線接続されるようになったのです。おそらくこのようなスマホ中心のデジタルハブの構想は、2020年代になっても継続するでしょう。最近はスマートウォッチやJINS MEMEなどのウェアラブル端末も増えてきましたし、家庭の電気や監視カメラもスマホのアプリで管理できるようになりました。今回は今後も加速するスマホが中心となるデジタルハブについて見ていこうと思います。

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スマートフォンの周辺機器になるもの

まずはスマートフォンの時代になって、スマホの周辺機器として接続されるようになったデバイスについて見ていこうと思います。

プリンタ

パソコンの時代は、デジカメで撮った写真をUSB接続でパソコンに転送し、さらにUSB接続されたプリンタで印刷するのが主流でした。今のプリンタはWi-Fi接続によるものが主流です。写真はスマホで撮って、そのままスマホから印刷するのです。

ワイヤレスイヤホン

イヤホンはもはやただ音を聞くためのものではありません。AirPodsのようなワイヤレスイヤホンには、CPUやセンサー、マイクが搭載されており、スマホと連携してあなたのアシスタントとして活躍します。このようなヒアラブル端末に今後期待がかかっています。

スマートウォッチ

Apple Watchなどのスマートウォッチは常時スマホと接続することで、メッセージや電話の通知を腕時計で知らせてくれます。

スマートグラス

JINSから出ているJINS MEMEはスマホと接続するスマートグラスです。これは眼球の動きから疲労の具合を解析してあなたのスマホに知らせてくれるものです。将来はグーグルグラスのようなメガネのレンズに映像を投影するデバイスが登場するかもしれませんね。

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スマホ中心の方が合理的?

従来のパソコンを中心としたデジタルハブよりも、スマホを中心に置いたデジタルハブの方がとても合理的であるいえます。その理由は、スマホは所持率がとても高いことです。パソコンは家庭に一台あるかないかの普及台数ですが、スマホは一人一台所有するデバイスです。さらにApp StoreやGoogle Playのようなアプリストアの概念がとてもユーザーにとって分かりやすいものです。パソコンの時代は、CDやDVDをセットしてソフトウェアをインストールする必要がありましたが、スマホは初めからインターネットからのダウンロードに特化し、専用のストアを設けているので、インストールの手順がパソコンより簡単なのです。

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パソコンはもういらない?

パソコンを使わないと絶対にできないこと、というのは年々減ってきています。もちろんエンジニアやプログラマの世界ではパソコンは決してなくならないと思いますが、一般ユーザーに限定すればもはやパソコンはほとんどいらないのではないでしょうか。世の中のスマホファーストの考え方からか、逆にスマホでないとできないことの方が増えてきている印象です。SNSのインスタグラムはスマホからしか投稿を受け付けていませんし、Uberなどのサービスはスマホアプリからしか利用できません。このようにスマホの登場でスマホにしかできないサービスやアプリが登場してきたのです。また途上国においては初めて手にするコンピュータがスマホであることも珍しくなくなってきています。

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スマートフォンではできないこと

逆にスマートフォンでは逆立ちしてもできないこととは何でしょうか。例えば何千字、何万字の文書をスマホで作成することは厳しいですね。もちろんできないことはないですが、おそらく完成する頃には指をつりそうになっているでしょう。他にも、スタイラスペンを使って絵を描くことはスマホではできません。そういう穴埋めのためにiPad Proが登場したのかもしれませんね。

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最後に

これからますますスマートフォンを中心とした世の中になっていくでしょう。今年待望の日本上陸を果たしたApple Payは、スマホだけでレジ決済ができてしまうサービスです。この流れに乗じてか、三菱東京UFJ銀行も2017年から紙の通帳を廃止する方向だそうです。これからはスマホのアプリが銀行の通帳になっていくようです。他にも2017年から試験的に始まるアマゾンGOも、スマホのアプリを会員証にして入店したり、アプリ内でレジ決算をおこなうサービスとして注目されています。いずれは免許証や保険証、パスポートといった身分証明書も、スマホに組み込まれていく時代がくるかもしれませんね。このように、スマホを中心とした新たなデジタルハブというのは、従来のパソコンが築いたものよりもはるかに大きく、可能性に満ちたものであるかもしれません。スマートフォンがもたらす革命はまだまだ始まったばかりかもしれませんね。

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