これがVRの最終形態?アップル共同開発の「スマートコンタクトレンズ」に注目

2016年10月19日

今年はVRが熱い。オキュラスのRiftに始まり、今月には満を辞してPS VRも発売された。VRの役者が出揃ったので、後は普及を待つだけだ。確かにVRはすごい。しかしあの巨大なゴーグルはどうにかできないものか。実はそんな問題を一気に払拭するかもしれない技術が今開発されている、その名も「スマートコンタクトレンズ」だ。

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アップルが目指すのはVRよりもAR?

EPGL社は現在アップルと共同でスマートコンタクトレンズの開発にあたっているという(参考: appleinsider)。これを用いればレンズ越しにARを表示できるようになるという。視界全体に仮想現実を映すVRとは違い、現実世界の上に架空のものを映すのがARだ。このAR技術は今年ポケモンGOで多くの人が利用した(ほとんどのユーザーはこの機能をオフにしていたが)。アップルCEOのティム・クック氏もARに期待しているようで、来日時のインタビューでこう答えている。

「AIとARは、重要でコアなテクノロジーだと思う。今、こうやってあなたと話しているのも、ARだったら、さらに効率的な会話になるかもしれない。そうでしょ?ARなどが会話の妨げとならずに一体化することも可能だと思う。私にとって、人との触れ合いを取り替えるものなんて何もない。それを促進するのがテクノロジーだと思う」 (参考: BuzzFeed)

このようにクック氏はAR推しのようだ。

将来的にはどうなるだろうか


このスマートコンタクトレンズが将来的には今あるVRの役割を果たす可能性は十分にある。あと10年以内にはBluetoothのような無線通信でレンズに映像を表示できるようになるだろう。つまりコンタクトレンズがディスプレイになるということだ。例えば外を歩くときはARモードを使い、家にいるときはVRモードに切り替えるのもいいだろう。グーグルグラスが果たしたかった役割を果たすこともできるかもしれない。スマホを見ながら使っていた地図案内も、スマートコンタクトレンズのARモードを使えばもっと分かりやすくなる(何より歩きスマホがなくなる)。スマートコンタクトレンズには、スマートフォンの発明以来の革命が期待できる(もっともこれが実現する頃にはスマホも不要になっているだろう)。もしかしたらティム・クックCEOの頭の中にはその未来の姿が既に出来上がっているのかもしれない。

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