Surface ProがiPad ProをディスるCMがこちら

2016年8月17日
[最終更新日]2017年07月07日

2015年に発売されたiPad Proは、画面の大型化に加え、着脱式のキーボードとスタイラスに対応といった、明らかにマイクロソフトのSurfaceを意識したものでした。アップルはこのiPad Proの導入によって、マイクロソフトに対しても堂々と戦線布告をしたのです。

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Surface Pro、iPad Proをディスる。

ところが、それを黙って見ているマイクロソフトではありません。「PCはもういらない」と主張するアップルのiPad Proに対して、マイクロソフトは痛烈なCMを作ってきました。それが「What’s a computer? Just ask Cortana (コンピュータって何? コルタナに聞いてみた)」というものです。このCMはiPad ProとSurface Pro 4が左右に並んだ状態で始まります。会話をしているのはそれぞれの端末に搭載されている音声アシスタントのSiriとCortanaです。一体彼らはどんな会話をしているのでしょうか。

以下はCMのセリフを抜粋したものです。

Surface:  Hi Siri! What’s the party for?
(やあ、Siri!何のパーティなの?)

iPad: I just got a keyboard. or? I’m a computer now. Like you.
(キーボードを手に入れたんだ。これで今や僕は君みたいなコンピュータだよ。)

Surface: So you have more power? Like an Intel core i7 processor?
(ということは処理能力も向上したの?インテルコアi7プロセッサーみたいに?)

iPad: Like I said, I just got a keyboard.
(さっき言ったでしょ、ただキーボードを手に入れただけだよ。)

Surface: But you’re running full office, not just the app version, right?
(でもオフィスのフルバージョンが起動できるんだよね?アプリバージョンじゃないやつ?)

iPad: I don’t like where this is going.
(僕はそのフルバージョンとやらは好きじゃないんだ。)

Surface: And what about a track pad and external ports?
(それからトラックパッドや外部ポートはどうなの?)

iPad: May be this party thing wasn’t such a good idea.
(きっとこのパーティーはいいアイデアじゃなかったみたいだね。)

Surface does more. Just like you.
(サーフェスはもっと有能です。あなたのようにね。)

いかがでしたか?ものすごいディスりっぷりですよね。もちろんインテルコアi7やオフィスのフル機能、トラックパッドや外部ポートはiPad Proには搭載されていないので、全て事実です。「コンピュータになった」と主張するiPad Proに対して、「どこが?」とSurface Pro 4が一蹴しているようです。

2005年頃のMac vs PCに対する皮肉?

このCMを見てピンときた方も多いと思いますが、これはかつてアップルが打ち出した「Mac vs PC」というTVCMにそっくりなのです。当時は擬人化したMacがPCをディスる内容でしたが、今回は立場が逆転しているようです。マイクロソフトは当時のことを根に持っていたのでしょうか。

いつの間にか立場が逆転した両者

マイクロソフトとアップルの関係といえば、WindowsとMacの時代はマイクロソフトが圧倒的なシェアを持っていたので、アップルは常に後ろから追いかける立場でした。ところが2007年にiPhoneが発売してから形成が逆転します。iPhoneは世界中で大ヒットし、2010年に登場したiPadも同じく大ブレイク。これらのiOSを搭載したデバイスが瞬く間に世界に広がったのです。今やアップルのライバルはマイクロソフトではなく、Androidを開発しているグーグル。マイクロソフトはアップルを後ろから追いかける立場に転落してしまいました。そして今では、かつては相手にしていなかったアップルのCMをパクる事態です。いつの間にか立場が逆転してしまった両者でした。

Surface ProとiPad Proは結局どっちがいいの?

結局Surface ProとiPad Proはどちらがいいのかという問いに対しては、使う人によると思います。Surface Proを選んだ方がいい人は主にビジネス目的で使う人で、ファイルのやりとりを従来通りに行ったり、オフィスのフル機能を必要とする層です。一方でiPad Proを選んだ方がいい人は、iOSの豊富なアプリを使いたい人や、パソコン的な機能を必要としていない層の人です。iPad ProはPCに比べて制約が多いですが、その分使い勝手がよく初心者でも扱いやすいメリットがあります。実際に世の中のほとんどの人はiPad Proで事足りるのではないでしょうか。ともあれマイクロソフトもアップルも、互いに切磋琢磨していい製品を作っていって欲しいものですね。

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