「ゆとり世代」を「ミレニアル世代」と呼ぼう!

2016年8月28日
[最終更新日]2017年07月27日

あなたは何世代でしょうか。世代論とは日本では大きく、団塊、バブル、氷河期、ゆとりの四つに分けられて呼ばれいます。世代の分け方は出典によって異なるのですが、本記事では大まかに、「団塊」とはベビーブーム期頃に生まれた世代、「バブル」とは就職時に好景気だった世代、「氷河期」とはその後の就職難を経験した世代。そしてその後のゆとり教育を経験した世代を「ゆとり世代」と呼ぶことにします。米国では概ね2000年以降に成人した人は「ミレニアル世代」と呼ばれており、このミレニアル世代が日本でいうゆとり世代の層と合致しています。ではミレニアル世代とは一体どういう世代か見ていきましょう。

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ミレニアル世代とは

アメリカで呼ばれている「ミレニアル世代」とは、生まれながらにしてテクノロジーに囲まれて育ち、インターネットやコンピュータ、スマートフォンなどのハイテク機器を難なく使えるとても情報通な世代として認識されています。また「ドットコムバブル崩壊」や「9.11」、「リーマンショック」などの危機をリアルタイムで見てきており、大学は授業料の高騰により学生ローン(日本で言う奨学金)で進み、就職難も経験して将来に不安を持って生きている世代でもあります。

若者の〜離れは世界中で起きている!?

最近は日本において、「若者の〜離れ」という言葉をよく耳にしますね。消費離れや車離れ、持ち家離れ、恋愛・結婚離れなど、それらは数え上げればキリがありません。そしてこぞって最近の若者は元気がないとか言われて叩かれる風潮があります。しかしこれは日本の若者に限った話ではありません。全く同じような現象が世界中の「ミレニアル世代」の間で起きているのです。

アメリカでもイギリスでもフランスでもオーストラリアでもそして中国、韓国でも似たような「〜離れ」の現象が起きています。なぜなら一連の現象の背景には世界的な大恐慌があったからです。ドットコムバブルの崩壊やリーマンショックなどの経済危機によって、世界中で職に就けない若者が増えました。平均的な所得もグッと下がって不安定な生活を強いられているので自然と倹約家にならざるを得なかったのです。そもそも大卒のほとんどは学生ローンを抱えています。社会に出る前から借金を背負っており、また、ローンを組まない(組めない)から家や車を買えないのです。

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ゆとり世代の悪いイメージは作り上げられたもの?

日本のミレニアル世代(ゆとり世代)について尋ねるとは決まってこう言われます。「常識がない」だの「指示待ち」だの「打たれ弱い」だのです。果たして本当にそうでしょうか。

まず「常識がない」ですが、育った時代背景が大きく異なるので当たり前です。テクノロジーの大幅な進歩によりそれまで必要とされていたものが不要になりました。それらの「価値観のずれ」を理解できない人たちが「常識がない」という曖昧なワードに置き換えているだけです。

次の「指示待ち」も実際には「ほったらかし」なだけです。景気の悪化により企業は従業員の数を減らしました。従来は新人教育にも余力を持って行えていたのが、今は上司が通常の業務にプラスして教育するというかたちになっています。そうなれば当然新人教育の方がなおざりになり、やがて「ほったらかし」になります。そして決まってこう言うのです、「お前は指示待ち人間か」と。これがこの問題の正体です。

三つ目の「打たれ弱い」も実際には間違いです。ゆとり世代はかなりメンタルが強いです。彼らは幼い頃から圧を受けてきました。世間では不況や就職難、少子高齢化問題と常に叫ばれ、学生時代から将来に不安な思いをして過ごしてきています。そのため日常生活そのものがストレスで、まして苦労して内定した会社ではまともな教育もされずに放置され常に価値観の古い上司に耐え、やれ「常識がない」だの「指示待ち人間」だのと否定され労働時間の割に少ない給料と高い家賃にも耐える生活を若干20代そこそこの若者の精神力で持ち堪えられる方が奇跡なのです。

ミレニアル世代は極めて健全です。しかし上の世代は自らの無能さを肯定するためにミレニアル世代に悪いイメージを植え付けようと工作しているのです。

日本のミレニアル世代だけ人数が少ない


なぜ日本のミレニアル世代が執拗に叩かれるのかというとその理由はシンプルに人数が少ないからです。もし日本のミレニアル世代にベビーブームが起きていて、全世代で最も人数が多ければ今ほど叩かれることはなかったでしょう。人数が少ないので歯向かっても即座に鎮圧されます。日本のミレニアル世代に権力はありません。だから黙って我慢するしかないのです。

世界をリードしているのはミレニアル世代

では世界のミレニアル世代を見ていきましょう。世界的にこの世代は人数が多く、社会的にも高い影響力を持っています。特にアメリカでは9,200万人のミレニアル世代がいます。オバマ大統領はこの世代に選ばれたとも言われています。ミレニアル世代のの英雄にはFacebookのマーク・ザッカーバーグ(32)、Snapchatのエヴァン・スピーゲル(25)、ボビー・マーフィー(27)などを始めとして、シリコンバレーに行けば多くの実業家に会うことが出来ます。彼らはITに強く、またITの力で今の世界をリードしているのです

日本のミレニアル世代よ、立ち上がれ。

ミレニアル世代のあなた、今の仕事に満足していますか?時代遅れの上司に振り回されてはいませんか?東京で余裕のない生活を送っていませんか?本当の自分の意見を黙殺していませんか?もしいずれかに当てはまるなら、一度考えてみてください。世界のミレニアル世代はあなたの味方です。そして時代は私たちに味方しています。今が数世紀に一度の変革の時代ならば、あなたの仕事に将来性はあるだろうか。恐れることはありません、日本のミレニアル世代よ、立ち上るのです。

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